電子タバコを使って禁煙

紙タバコと電子タバコのメリットとデメリット

まずは、メリットの方を考えてみましょう。
電子タバコを使う一番のメリット「ニコチンが含まれていないこと」です。
健康に害があるニコチンが含まれる紙タバコ。
これを吸うより電子タバコのほうが、はるかに健康的だと考えられます。
 
電子タバコをはじめると睡眠も熟睡したものになります。
疲れもしっかりととれますから、朝の目覚めもスッキリしたと実感できるでしょう。
寝起きが良くなると一日のリズムもしっかりとできます。
仕事もスムーズにはかどるようになりますから、いいことだらけです。
 
2番目のメリット「ランニングコストが、さほどかからないこと」です。
例えば紙巻きタバコが1日1箱で460円としましょう。30日間吸う場合は、13,800円のコストがかかります。
 
一方の電子タバコの場合は、リキッド代が1,080円でコイルが1本280円としましょう。
すると、合計で1,360円となります。
リキッドというのは、蒸気を出す液体のことです。
コイルは部品の交換が必要です。1カ月は280円で十分です。
 
このように比較したら、紙巻きタバコの1割程度のコスト負担になります。
一カ月に10,000円ほどのコストの差額がでます。この差額はとても大きいのではないでしょうか?
 
3番目のメリット「タバコを吸う場所での人間関係は続くこと」です。
タバコを吸う人同士の独特のコミュニケーションがあります。
会社の喫煙室で同僚と話しをするのはリラックスできる時間でもあります。
それがなくなると淋しいこともあり、紙巻きタバコがやめられない人もいるのではないでしょうか?
 
日常は顔合わせをしない別のセクションの人たちとも喫煙ルームでコミュニケーションがとれたりします。
この習慣も電子タバコならば継続できます。
電子タバコは煙もでますから、喫煙ルームで吸わなければなりません。
はじめは、電子タバコを吸っている人たちが少数派ですから肩身が狭く感じるかもしれません。
 
けれども、タバコを吸う人の大部分は禁煙をしようと心の中では思っています。
電子タバコに興味を持ってくれて、新しくコミュニケーションをとれることもあります。
それがあるから、昨今は電子タバコユーザーが増えているのです。
 
4番目のメリット「電子タバコは燃やさないですから、吸い殻が出ないこと」です。
紙巻きタバコと異なり、電子タバコの方は、火をつけて燃やすことはしません。
紙巻きタバコが燃えてしまって吸い殻の始末に困ることもありません。
喫煙者ならばわかるでしょうが、火災の心配もありません。
寝たばこをして心配することもないのです。
 
5番目のメリット「ヤニを含む紫煙がでないので周囲に悪影響がないこと」です。
紙巻きタバコには、体に有害なヤニ・タールが含まれています。
でも、電子タバコは有害物質が含まれていません。
電子タバコが煙りを出しても、手の指先や歯が黄色くなったりしません。
車の中で電子タバコならばタールで汚れたり、匂いが付くこともないのです。
匂いや汚れで周囲の人たちに嫌な思いをさせることもありません。
 
メリットをとりあげましたが、電子タバコにはデメリットがないのでしょうか?
あまり思い浮かぶことはないですが、まずは「定期的なメンテナンスをしなければならない」ことがあります。
 
紙巻きタバコならば、1本口に咥えて、ライターで火をつけて吸って捨てるだけですから、
メンテナンスは不要です。
しかし、電子タバコは、そこそこの期間の利用をするとリキッドがなくなります。
もう一度注入しなければなりません。
電子タバコのバッテリーの充電がなくなってしまえば充電のメンテナンスをしなければなりません。
 
一カ月に一回は、定期的にアトマイザーやカートリッジの部品を分解してクリーニングをしなければなりません。
こういったメンテナンスはしなければなりませんが、テレビを見ながらでもできる作業です。
紙巻きタバコがなくなったら買いに行く手間もあります。吸い殻を片付ける手間も電子タバコならばありません。